会場:サントリーホール ブルーローズ
[司会]
朝岡 聡(コンサート・ソムリエ)
安田佑子(アナウンサー/作詞・訳詞家)
[選考委員]
古部賢一(新日本フィルハーモニー交響楽団 特任首席オーボエ奏者)
富岡廉太郎(ウェールズ弦楽四重奏団/読売日本交響楽団 首席チェロ奏者)
木管アンサンブル ベルナールの会(福岡/木管九重奏)
河添万里(Fl)高瀬政利/田中美穂子(Ob)柴田恵子/三原留美子(Cl)
香月さくら/枦 康子(Fg)古川勇太/木原寿之(Hr)
♪グノー:小交響曲より 第4楽章
●ACF2023の冒頭を華やかに飾るのは、福岡から参加の「木管アンサンブル ベルナールの会」。コロナ禍で活動出来なくなったアマチュアオーケストラの木管メンバー有志により2020年結成。本番の予定もないまま集まって音出しをする中で、純粋に音を重ねることの楽しさを実感。「お客様とこの感動を共有したい」と定期的に練習活動と演奏会を開催しています。
プロベル立川(東京/マンドリンアンサンブル)
豊田さゆり/後藤陽一(Mand)斎藤紀子(Man. T)古田栄治(M. Cello)
河邉敬之(Gt)
♪湯淺 隆:光の中で Na Luz
●1999年よりACFに応募し続け24年!!アンサンブル結成から四半世紀、活動内容は合奏に限らず、スキー・フィッシングからメンバーの冠婚葬祭まで多岐に渡り、今は「仲間」を越えて離れて暮らす「家族」のような関係に。行事を行うことで個人的な悩み・悲しさ、怒り・孤独感などから抜け出せた経験が活動継続の原動力。課題を持ちつつ、いつまでも活動を続けることが目標です。
Quatuor Du Dimanche(東京/弦楽四重奏)
石川雄太/土門寛子(Vn)池田リオン(Va)住野公一(Vc)
♪ボッケリーニ:弦楽四重奏曲 第5番より 第1楽章
●仕事や住んでいる地域等、日常では全く接点のない4人が、メンバーの声掛けで集まり、コロナ禍の真っ只中に結成。毎度の練習の合間にメンバーが各々持ち寄ったスイーツでおやつで親睦を深めるのも大事な練習・・・音楽が大好き、楽器が大好き、旅行が大好き、チョコレートが大好き・・・メンバーの意外な共通点が後々わかり、話題はつきることはありません。
トリオ カデンツァ(神奈川/ピアノトリオ)
立木淳之介(Vn)奥山真衣(Vc)横松佳帆里(Pf)
♪トゥリーナ:ピアノ三重奏曲 第2番より 第1楽章
●出会って12年、トリオを結成して6年、カデンツァのように自由に、それぞれが自分の個性を存分に発揮できるトリオでありたいとの想いから命名しました。今回演奏する曲の、スペインの街に吹く風を思わせる情緒豊かな旋律に3人とも虜になり、練習帰りに合唱し始めるほどに。本日お聴きいただく皆様にも、この曲の持つ豊かな色彩が伝わりますように!
放課後クインテット(東京/ピアノ五重奏)
加藤貴之(Ob)伊藤康一郎(Vn)河本和晃(Va)右納 響(Vc)
富田典史朗(Pf)
♪デュポワ:ピアノ五重奏曲より 第4楽章
●学生時代の同級生にて結成されたアンサンブル。授業後すぐに古びた音楽室に集まり、練習後も学校近くの喫茶店でたむろし、家族のように濃密な時間を共に過ごした仲間たち。16年の時を経てオンライン飲み会で集まると、ほどなく誰かが「またみんなで楽器を弾かないか」と声をかけ、16年ぶりの再結成へ。当時の音楽室は取り壊され、集まる場所は週末のスタジオに。練習終わりに向かうのは近くの居酒屋に変わりましたが、故郷へ戻ってきたような、昔に戻ったような気分で活動を楽しんでいます。
ENSEMBLE★TOY(神奈川/トロンボーン四重奏)
戸井真智/檜垣美春/草彅真彩(Tb)石毛 遥(B. Tb)
♪ゴフ・リチャーズ:トロンボーンのための組曲より
●もとは神奈川県内の吹奏楽団のトロンボーンパートとして活動していた4人のメンバー、今はそれぞれ東京、神奈川、大阪で暮らしながらも「このメンバーで音楽がしたい」という思いのもと、1~3ヶ月に1回、神奈川県に集まってアンサンブルを楽しんでいます。コロナ以降、集まれない期間が2年ほどありましたが、その間も演奏映像を送り合い、動画を作成するなど活動を続けていました。たまにしか集まることができないからこそ、1回の練習を大切にしながら活動しています。
Corno Coure(東京/ホルン四重奏)
井上春海/宮崎 藍/久野麻里子/小林菜津(Hr)
♪ターナー:ホルン四重奏曲 第1番より 第1楽章
●コロナによって一変した私たちの暮らし。WEB会議などの非対面コミュニケーションが増え、効率的である一方、伝わり切らないもどかしさを感じます。そのような中、お互いの演奏だけでなく、息遣い、体の動き、目くばせなどでアンサンブルする充実感は何物にも替え難いものです。2021年の結成以降、音色の充実と、私達らしい躍動感あふれる音楽を目指して活動してきました。ステージを存分に楽しみたいと思います。
Quartet Colore(愛知/弦楽四重奏)
*ACF2022聴衆賞・オーディエンスアワード受賞団体
石川英樹/福島沙那歌(Vn)藤原 徹(Va)齊藤 仁(Vc)
♪ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第9番より 第1楽章
●近年のACFの「常連」と言ってよいほどの連続出場を重ねる愛知の弦楽四重奏団。2020年以降のコロナ禍では選考を通過しながらも2020年(ACF自体の開催延期)、2021年(緊急事態宣言発令)と参加が出来ない状況が続きましたが、前回のACF2022公演では3年越しの演奏をステージにて披露、初の聴衆賞に選ばれました。今回は満を持してのゲスト出演、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲をお楽しみください。
アンサンブル・グラン・グスト(千葉/木管+ピアノ六重奏)
鈴木恭子(Fl&Picc)福本桂子(S.Sax)野本有希恵(A.Sax)長瀨絵美(T.Sax)福本隆司(B.Sax)津山浄明(Pf)
♪ガーシュウィン:パリのアメリカ人
●もとはサックス四重奏として結成したアンサンブル。市販されている譜面を演奏するだけでは飽き足らず、「じゃあサックス以外の楽器も加えちゃえばいいじゃない?でもこんな編成じゃあ譜面は売ってないよね、じゃあ自分たちで編曲すればいいじゃない?」とこれまで数々の楽器を加えて様々な曲を演奏してきました。難点は、すべてオリジナル編曲になってしまうので、編曲担当のメンバーには、仕事と家事を抱えながら夜なべをしてしまうこと。結成後20年以上たちますが、仲良くアンサンブル・ライフを楽しんでいます。
アンサンブル・ネットワーク・COSMOS(神奈川/バストロンボーンデュオ)
山田秀二/大島知之(B.Tb)
♪ヴェルヘルスト:天使のタンゴ
●もとは湘南金管五重奏団としての発足・活動から、さらに幅広くアンサンブルを楽しむために、アンサンブルの輪(ネットワーク)として活動を続け、はや20年。コロナ禍により活動の制限を受けざるを得ない状況も続きましたが最小規模のアンサンブル「バス・トロンボーンデュオ」という編成で活動再開!普段、バストロンボーン奏者同士では演奏することは少ないですが、こんな時だからこその編成、親子ほど年の離れたアンサンブルでACFに挑戦します。前回出演時は「悪魔のワルツ」、今回はステージで宣言したとおり対となる作品「天使のタンゴ」を披露します。
オルケストル・フランセ・ドゥ・ジャポン(東京/弦&木管十重奏)
大竹紀子/江本倫子(Vn)宮崎三奈(Va)小田崇史(Vc)武藤賢司(Cb)
井戸田知恵(Fl)越知卓哉(Ob)定金一道(Cl)蝶野千砂子(Fg)
江花智子(Hr)
♪フランセ:十重奏曲より 第1楽章
●昨年、ACFに出場させていただいたおかげで、私たちはコロナ禍にあってもかろうじて演奏の場を確保し、音楽活動を継続する事が出来ました。そしてその継続のおかげで、今回は弦楽器含め10名もの仲間が、フランス音楽のエスプリを演奏するというチャレンジのため、集まることが出来ました。今回、私たちはこの大きな感謝をお伝えするため、そしてまだ道半ばと言わざるを得ない日本におけるフランス音楽の地位向上のため、ジャン・ルネ・デジレ・フランセの『十重奏~木管五重奏と弦楽五重奏のための』を、栄えあるACF2023のプログラムとしてご提案します。
◇主催:テレビマンユニオン
◇協賛:サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
株式会社シアターワークショップ
ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ
日本フィルハーモニー交響楽団
MUSISION