ACF 全国アマチュア室内楽フェスティバル2016

2016年2月27日（土）16：00

会場：サントリーホール ブルーローズ

［司会］
朝岡 聡（コンサート・ソムリエ）
安田佑子（MC・アナウンサー）

［選考委員］　
古部賢一（新日本フィルハーモニー交響楽団 首席オーボエ奏者）　
漆原朝子（ヴァイオリン奏者・東京藝術大学准教授）　

〔第１部〕

トゥーラトロンボーンクァルテット（神奈川／トロンボーン四重奏）
鎌田健作／竹石知花子／渡邊千晶／浅岡かほり（Tb）
♪ハイドン：天地創造／ラロッカ：タイガーラグ
私たちは同じ大学の卒業生で結成しました。毎回何曲も自分たちでアレンジして、普段クラシックをあまり聴かないお客様にも楽しんでいただけるよう工夫しています。今回演奏する「天地創造」、そして私たちが勝手にテーマソングにしている「タイガーラグ」で、トロンボーンの魅力を伝えられたら嬉しいです。

世田谷おぼっちゃまーず（東京／クラリネット八重奏）
井 健太／原 一充／平井和久／池井勇創／鈴木路可／山地秀之／柴田展行／浅野亮一（Cl）
♪R.シュトラウス：ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
私たちは同じ男子校出身のクラリネットパートの先輩後輩で結成してから10年ちょっと。良いことや悪いこと、それなりに経験して、みんなちょっと大人になりました。それでも、この仲間で集まる時やクラリネットに向き合う時は、昔の先輩後輩に戻ってワイワイとやっています。そんな仲間と奏でることができる音楽を、心の底から愛しています。

Quartet Colore（愛知／弦楽四重奏）
石川英樹／福島沙耶歌（Vn）藤原 徹（Va）齊藤 仁（Vc）
♪ドヴォルザーク：弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 作品96より 第1楽章
昨年出場したのをきっかけに室内楽への意欲が益々高まり、メンバーは楽器を新調した人、弾き方を根本的に見直した人、オケを脱退して室内楽に専念した人、子育てとの両立に苦心した人など様々です。それぞれが深く音楽を考え、表現した4人のハーモニーが立ち上がる瞬間は、クァルテットの醍醐味であり至福の時間でもあります。

猫じゃらし合奏団（東京／木管五重奏）
奥 夕美子（Fl）上田 覚（Ob）池田 晃（Hr）蜷川 純（Fg）塩野景子（Cl）
♪アメリカ民謡集より／ショスタコーヴィチ：ポルカ／ロースト：リクディム
『東京アマオケ界、随一のスタープレイヤーと合わせたい！！』とかねてより思っていました。池田さんのブリリアントな音色に感激し、塩野さんの誠実な歌心に涙し、蜷川さんの安定感に惚れ惚れし、奥さんの技巧にびびったり…。勇気を出してラブコールを送ったところ、皆さんからOKいただけて嬉しかったです、ほほほ。

トリオ・フリューゲル（沖縄／クラリネット、ヴィオラ、ピアノ）
岩田友希江（Cl）木曽 隆（Va）内田香織（Pf）
♪ブルッフ：8つの小品 作品83より 第6曲「夜の歌」
沖縄－千葉－東京。約1600kmの距離を翼に乗って集まるトリオ・フリューゲル。全員が専門職をもち育児もさなか。それでもこのトリオのため各々が精力的に活動し時間を捻出している。簡単には会えないからこそ、互いを強く思い惹かれあう。遠距離恋愛中の我々トリオのブルッフは艶やかで官能的。大人の時間を会場にお届けしたい。

アンサンブルカンフリエ（東京／ピアノ五重奏）
岡本沙矢子（Pf）木下陽香／西崎錬平（Vn）野村直子（Va）小田嶋成徳（Vc）
♪シューマン：ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44より 第4楽章
『カンフリエ』とは、産声をあげた京都大学のシンボルであるクスノキから名付けられています。その後活動拠点は東京に移り、今回は「絶対、サントリーホールのステージに立ちたい！」と燃えるメンバーで一致団結！仲間と音楽を作り上げていく過程がとても楽しく、ソロにはあに醍醐味を感じています。

〔第２部〕

彩たま低音’s倶楽部（埼玉／ユーフォニアム・テューバ八重奏）
千葉浩子／田巻和也／三上千春（Euph）池ノ内 勉／河野 章／佐藤敏文／千葉貞和／森 堅史（Tuba）
♪高橋宏樹：The Times
大きな楽器のアンサンブルである私たち、類は友を呼ぶというわけではありませんが比較的体格の良いメンバーが多いため、練習に欠かせないもの、それは楽器・楽譜・そして「おやつ」。5年の時を経て活動再開したにもかかわらず、以前と変わらず練習中も「おやつ」の時間も笑いが絶えない姿。音楽を通じて結ばれた絆のようなものを感じています。

Saxofono Rosso（東京／サクソフォン四重奏）
木村章子／田村祐介／棚橋亮弘／宮本祐輔（Sax）
♪ラクール：サクソフォン四重奏曲より 第3楽章
結成当時、アマチュアサクソフォンアンサンブルは非常にマイナーでした。夏の暑い日、肩が触れ合うような狭い練習室で恐る恐る初めて音出しをした日のことを思い出すと、感慨深いものがあります。演奏も『上手く聴かせる』から『今出来る最高のものを聴いて頂く』と方向性が変わってきました。これからもお互いをリスペクトしながら楽しく演奏していきたいです。

Flute Ensemble esse platino（東京／フルート四重奏）
田代真知子／永田早霧／中村夏未／藤本 悠（Fl）
♪クーラウ：４本のフルートのための四重奏曲 作品103より 第4楽章
好きなことをやめられないでいたら、いつのまにか時間が経ちました。『続けていたら』では表現しきれないような気がして、やっぱり『やめられないでいたら』が一番しっくりくるような気がするんです。好きな曲、演奏してみたい曲が多すぎて、毎年のコンサートがついつい長くなってしまいます（笑）

ファイン・カルテット（東京／弦楽四重奏）
竹田昌史／田中美保（Vn）野村直子（Va）山口明浩（Vc）
♪ベートーヴェン：弦楽四重奏曲 第7番 ヘ長調「ラズモフスキー第1番」より
　第1楽章
本業と同じくらいに演奏活動が忙しい内科医のファーストヴァイオリン、いつかこの4人で着物を着て演奏してみたいとひそかに考えている着付け講師のセカンドヴァイオリン、寡黙で冷静と思いきや、MCのセンス抜群という公務員のチェロ。メンバーの交代もあり、居住地も変わりましたが、今まで以上にFINE（良質）な音を追及します。

白鹿山弘源寺木管五重奏団（福島／木管五重奏＋ピアノ）
宮崎 真（Fl）早水楼蘭（Ob）添田麻紀子（Cl）湯田公夫（Hr）高木昭道（Fg）鈴木桂子（Pf）
♪ドヴォルザーク：管楽セレナード ニ短調 作品44より 第4楽章
結成して21年目を迎え、メンバーはアラフィフと呼ばれる年代に入りました。『あの頃』を思い出すことも多くなりましたが、今になってわかることや新しい発見もあり、変わることを今の楽しみに生かすことも増えたなぁと実感しています。昨日の自分とは違う今の自分たちですが、音楽や楽器ともそんな付き合いだよなぁと感じる今日この頃。

ラヴェル・トリオ（京都／ピアノ三重奏）
★ACF2016オーディエンスアワード受賞
西村嘉晃（Pf）竹田治彦（Vn）諸岡拓見（Vc）
♪ラヴェル：ピアノ三重奏曲 イ短調より 第1楽章
私たちのアンサンブルは、京都大学を舞台に昨年結成したピアノトリオです。竹田と西村が京都に戻ってきたのを機に諸岡と出会い、意気投合して念願のトリオを結成。個性をぶつけ合いながら切磋琢磨してきました。今回、アマチュアにとって最高難度にして最高傑作、我々が心の底より愛するラヴェルのピアノ三重奏曲に挑戦します！


◇主催：テレビマンユニオン
◇協賛：サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
　　　　ジャパン・アーツ／ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ東京
　　　　新日本フィルハーモニー交響楽団／高井戸音楽スクール＆スタジオ
　　　　東京フィルハーモニー交響楽団／日本フィルハーモニー交響楽団
　　　　フジタ・マスタークラス／宮地楽器／ミューザ川崎シンフォニーホール
　　　　ミュージション／ユーロピアノ