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「クラシック倶楽部」オン・エア情報(NHKBS/BSP4K)
11月21日(木)
BS 午前5:00〜 (55分)
BSP4K 午前6:15〜 (55分)
2023年10月に紀尾井ホールで開催された演奏会をご覧いただけます!
来日直前Interview
今回のプログラムの魅力、聴きどころを存分に語ってくれました!
→PDF(日本語)
→PDF(English)
ぶらあぼ2023年10月号に今秋の来日
ツアーについて記事が掲載となりました。
eぶらあぼ2023 10月号
ジュリアード弦楽四重奏団
Juilliard String Quartet
アメリカの至宝
名門ジュリアード音楽院教授によるスーパー・クァルテット
1946年の結成以来今日に至るまで受け継がれる「声」と「魂」
アレタ・ズラ ヴァイオリン
Areta Zhulla, violin
ロナルド・コープス ヴァイオリン
Ronald Copes, violin
モリー・カー ヴィオラ
Molly Carr, viola
アストリッド・シュウィーン チェロ
Astrid Schween, cello
ジュリアード弦楽四重奏団 “カヴァティーナ”
Juilliard String Quartet “Cavatina”
2023年10月20日(金)19:00 紀尾井ホール
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第13番
ヴィトマン:弦楽四重奏曲 第8番❊
ヴィトマン:弦楽四重奏曲 第10番「カヴァティーナ」❊
ベートーヴェン:大フーガ
❊ジュリアード弦楽四重奏団委嘱作品
NYの名門ジュリアード音楽院の教授たちによって1946年に結成されたジュリアード弦楽四重奏団は、常に、世界の音楽界のトップを走り続ける絶対的な存在として75余年以上の長きにわたってその地位を確立。古典から現代に至るまで、常に真摯に取り組み、伝統を守りつつ大胆な挑戦をするという姿勢を貫いてきた。第1ヴァイオリンのアレタ・ズラはギリシャ出身、セカンドのロナルド・コープスとヴィオラのモリー・カーはアメリカ出身。チェロのアストリッド・シュウィーンはドイツ人の父を持つという、まさにNYを象徴するようなコスモポリタンなメンバー構成によるクァルテット。
2023年10月、(新型コロナウィルスのパンデミックによるツアー延期もあって)実に5年ぶりとなる日本ツアー開催。プログラムは題して「カヴァティーナ」。ベートーヴェンの作品の中でもとりわけ美しいとされる弦楽四重奏曲第13番の第5楽章「カヴァティーナ」と、ドイツの気鋭ヴィトマンによる新作「カヴァティーナ」(2022年10月アメリカにて世界初演)という対比はジュリアード弦楽四重奏団ならではのラインナップと言える。約200年の時を超えて、伝統(ベートーヴェン)と革新(ヴィトマン)がステージで1つになる瞬間。先立つヨーロッパ・ツアーで同タイトルを演奏し、大成功を収めた日本初演!
<2023年その他の公演>
■10月17日(火) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館
■10月19日(木) 兵庫県立芸術文化センター
■10月22日(日) 飯田文化会館 《第20回萩元晴彦ホームタウンコンサート》
→公演日程
比類なき芸術性と不朽の活力で、ジュリアード弦楽四重奏団は世界中の観衆を魅了し続けている。1946年に創設、米紙ボストン・グローブで「我が国の弦楽四重奏団史上、最も重要な存在」と評された同団は、古典作品にたゆまぬ探究心を傾けると同時に、新しい作品にも果敢に取り組み、伝統を守りつつ大胆な挑戦をするという姿勢を貫いてきた。彼らが届けるのは常に、唯一無二の音楽。それは4人に共通する、作品に対する深い洞察と全身全霊の傾注、そして弦楽四重奏という芸術に潜む驚嘆を分かち合いたいという飽くなき好奇心の結実である。
2022/23シーズン、ジュリアード弦楽四重奏団は、イタリア、ドイツ、チェコを含むヨーロッパ・ツアーで始まった。ドイツの気鋭の作曲家イェルク・ヴィトマンの2つの弦楽四重奏曲は、ベートーヴェンの後期四重奏曲と並んで演奏されるよう作曲され、初演され、日本ツアーでも披露される。
多数の名盤を誇るその名高いディスコグラフィーに加え、2021年4月にはソニー・クラシカルからベートーヴェン、バルトーク、ドヴォルザークを収録したアルバムがリリースされ、高い評価を得た。さらに、ソニー・マスターワークスから2021年6月に創立75周年を記念したCD16枚によるセットBOX“The Early
Juilliard Recordings”がリリースされた。バルトーク、シェーンベルク、ドビュッシー、ラヴェル、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲はグラミー賞を受賞し、2011年、全米レコード芸術科学アカデミーからクラシック音楽のアンサンブルとして初めて生涯功労賞を授与されてもいる。
各メンバーは教師としても優れており、ツアー中もマスタークラスや公開リハーサルを実施している。レジデンスであるジュリアード音楽院では弦楽および室内楽の教授を務めており、受講を希望する者が後を絶たない。毎年5月に開催している5日間に及ぶセミナーは国際的にも注目を集めている。また夏には、タングルウッド音楽祭では学生たちとともに弦楽四重奏のための集中講座を行っている。
決然として妥協のないパフォーマンス。自信と深慮に満ちた作品へのアプローチ、リズムの精密さ、アンサンブルの緻密さを、まざまざと見せつけられた。・・・・・・ワシントンポスト 2019年2月
JSQの伝統とも言えるリズムの正確さと各声部のバランスに対する精密で鋭敏なセンス。旋律を雑に流すことなく力強さを保ったまま演奏する能力は、すべて健在だ。ここに新たに加わったのが、第1ヴァイオリンのズラの発する心地よい情熱と奔放さである。・・・・・・クラシック・トゥデイ 2018年11月
クァルテット界の至宝、ジュリアード弦楽四重奏団。新体制による見事なアンサンブルはまぎれもない「ジュリアード・サウンド」であった。・・・・・・・・音楽の友2018年12月号