ヴォーチェ弦楽四重奏団
Quatuor Voce
サラ・ダイヤン ヴァイオリン
Sarah Dayan, violin
セシル・ルーバン ヴァイオリン
Cécile Roubin, violin
ギヨーム・ベケ-ル ヴィオラ
Guillaume Becker, viola
リディア・シェリー チェロ
Lydia Shelley, cello
ニューアルバム関連映像
Poétiques de l'instant' by Quatuor Voce, Jodie Devos, Juliette Hurel & Emmanuel Ceysson
Claude Debussy : Quatuor à cordes op.10
Claude Debussy : Sonate pour flûte, alto, et harpe
Claude Debussy : Proses lyriques (arr. Yves Balmer)
★アルバムの詳細は下にスクロール、ディスコグラフィ欄にてご覧ください。
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結成15周年を迎えたヴォーチェ弦楽四重奏団は、多岐に渡るクラシック音楽シーンで常に冒険的な弦楽四重奏団の1つとして認知されてきた。ジュネーヴ、ボルドー等、数々の著名なコンクールで入賞し、偉大な弦楽四重奏のレパートリーを演奏し続ける情熱を絶やさず、ユーリ・バシュメットや今井信子、ゲイリー・ホフマンのような著名な音楽家と共演し、またヘルシンキからカイロまで、東京からボコタまで世界中で演奏活動を繰り広げている。現代社会における弦楽四重奏というジャンルの関連性を確信し、幅広い聴衆と音楽を共有することに熱心に取り組んでいる。ヴォーチェ弦楽四重奏団の天性の好奇心は、多様な芸術形式の実験にメンバーたちを取り込んできた。彼らは、無声映画に「声」を与え、チェロのヴィンセント・シーガル、歌手のキリエ・クリストマンソン、アイヌール、振付師のトマ・ルブラン、ベン・ハイム兄弟、アコーディオンのヴィンセント・ペイラニといった様々な個性たちと彼らの世界観を共有してきた。
2018/19シーズンは、ウィグモアホールやフランスの有数コンサートホール(ナント歌劇場、ポワティエ劇場)等をはじめとしたヨーロッパでの多数のコンサートの他、日本、ハイチ、オーストラリア、アメリカへ演奏ツアーを行った。これまでにも、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ウィーン・コンツェルトハウス、フィルハーモニー・ド・パリ、フィルハーモニー・ド・ルクセンブルク、ブリュッセルのパレ・デ・ボザール、東京の王子ホール、ボゴタのコロン劇場など世界各地の有数コンサートホールでも演奏している。
ワールド・ミュージックやジャズのミュージシャンたちとの出会いにより、2017年にイラン、キューバ、エジプトを経由するブラジルからインドネシアを16本の弦で表現する旅“Itinéraire”を構想。新しいレパートリーを書かれた楽譜と即興の間の国境に位置付け、ベラ・バルトークによる参考例から自由に発想し、また個性的な5人の作曲家とのコラボレーションによって、2018年にアルバム『Itinéraire』のリリースにこぎつける。
これまでにシューベルト、ベートーヴェン、モーツァルト、ブラームス、バルトーク、ヤナーチェク、シュルホフを録音したCDは、ストラッド、テレラマ、南ドイツ新聞、ディアパソン、ガーディアンのような主要プレスでそれぞれ高い評価を獲得している。強い信頼関係にあるアルファ・クラシックスからは、既に5枚のCDをリリース、その中には、ジュリエット・ユレル(フルート)、リサ・バーサード(ヴィオラ)、ヴィンセント・シーガル(チェロ)、キナン・アズメ(クラリネット)との共演作品も含まれる。2018年には、NYのメトロポリタン歌劇場のソロ・ハープ奏者のエマニュエル・セイソンのアルバム”Ballad in Red”に参加、2019年はフランス人のクラリネット奏者フローレント・ヒューとの共演でブラームスのクラリネット五重奏曲をリリース。また、結成15周年を記念して2019年秋にモーツァルトとシューベルトのそれぞれ第15番を収録したCDをリリースした。最新版『POÉTIQUES DE L’INSTANT(瞬間の詩法)』(2021年録音)はディアパソン誌で金賞受賞。
イザーイ・クァルテット、ギュンター・ピヒラー、エバーハルト・ヘルツのもとで研鑽を積んだことを通して、ヴォーチェ弦楽四重奏団は次なる若い世代に、彼らの経験と情熱を伝えていきたいと、2010年からはプロ・クァルテットの活動の一環としてパリのいくつかの音楽院で指導を始めた。2017年には、ヴァンドーム市とモンソー保険会社の援助を得て、室内楽を学び演奏するためのヴォーチェ弦楽四重奏団自身による音楽祭とアカデミー”Quatuor à Vendôme”を設立。
常に門戸を開き、ブルーノ・マントヴァーニ、グラヒアーノ・フィンツィ、アレクサンドロス・マルケアス等の現代作曲家に作品を委嘱している。ヴォーチェ弦楽四重奏団は、プロ・クァルテット、モンソー保険会社、SPEDIDAM and Adamiより継続的な支援を得ている。
日本デビューは2008年、以後、2010年、2014年、2018年と来日を重ねている。
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番より 第4楽章
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第2番「ないしょの手紙」
[2014年12月3日 ザ・フェニックスホール]
4人の音は一心同体で、有機的に機能していたといえる。緩楽章では楽譜に書かれた明らかな波動が心地よく、穏やかに、押し寄せては引いていくようだった。……フランクフルター・アルゲマイネ紙
考えに考え抜かれた演奏。些細なピッチカートすら徹底的に考察、練習、議論を重ねているように聞こえる。スコアの隅々まで、書かれている音がどれも美しく柔軟に、説得力をもって響いてくる。ヴォーチェ弦楽四重奏団、もっと聴いてみたいと思わせる、素晴らしいクァルテットだ。……ターゲスシュピーゲル紙
Alpha Classics
ALPHA798
Modern Ruin
naive
モーツァルト&シューベルト: 弦楽四重奏曲第15番
ALPHA559